
セリエAのインテルに所属するイラン代表FWメフディ・タレミの去就に関心が集まっている。2024年にフリートランスファーでインテルへ加入したばかりのタレミだが、クラブはすでに今2025年夏の移籍市場で同選手の売却を視野に入れているようだ。
タレミは2024年に開催されたAFCアジアカップ2023において、日本代表を準々決勝で2-1で破ったイラン代表のエースでもある。7月18日に33歳となったタレミに対しては、トルコ1部のベシクタシュ、プレミアリーグのフラムやウェストハム・ユナイテッドの3クラブが関心を示しているとUK拠点のイタリアサッカー系メディア『Football Italia』が報じた。中でもベシクタシュはすでに予備的な接触を行っているという。
イタリアメディア『Sportitalia』のジャンルイジ・ロンガリ記者によれば、インテルはタレミに対するオファーを歓迎する姿勢を示しており、今夏の移籍市場で最も好条件を提示したクラブに売却する意向を持っているとのことだ。
タレミはインテルとの契約を2027年6月まで残しているが、同クラブは同選手を今2025/26シーズンの構想外とみなしている模様で、同リーグのアタランタに所属するナイジェリア代表FWアデモラ・ルックマンをタレミの後釜最有力候補に据えているようだ。
インテルでの初年度となった昨2024/25シーズン、タレミは公式戦43試合に出場して3ゴール。得点数こそ控えめだったが、各大会で継続的に出場機会を得ていた。そのため、経験を重視した選手獲得を模索している各クラブには、うってつけの補強対象とされている。
ベシクタシュに加えてプレミアリーグ勢が加わる中、今後の動向に注目が集まっている。