
明治安田J1リーグ第24節の東京ヴェルディ対町田ゼルビアが、7月20日に味の素スタジアムで開催。東京Vが東京クラシックで黒星を喫したが、一部サポーターによる行為が話題を呼んでいる。
Xでは、町田サポーターのいるエリアの一角で怒号が飛ぶなか、スタッフに制止される一部の東京Vサポーターの様子を捉えた動画が拡散。町田のユニフォームを着た子供による鳴き声も収められている。また、インターネット掲示板でも、アウェイエリアと思われる場所で複数人の東京Vサポーターが侵入したとみられる画像が投稿されている。
これらの動画や画像などをもとに、ネット上では一部の東京Vサポーターによる威嚇行為の可能性が指摘されている。また、町田のユニフォームを着た子供への影響を心配する声が相次いでいるほか、一般人の行為が捉えられた画像や動画をネット上に投稿する行為についても、様々な意見が挙がっている。
Jリーグ公式戦でスタジアムに来場したサポーターの問題と言えば、7月5日にニッパツ三ツ沢球技場で行われたJ1第23節の横浜FC対横浜F・マリノスでの出来事が記憶に新しい。この一戦では、一部の横浜FMサポーターが試合前に三ツ沢公園で花火・発煙筒を使用。覆面を使用したサポーターも確認されるなか、アウェイゴール裏指定席やメインアウェイ指定席の入場開始が遅れるなど、違反行為を犯していない観客に影響が及んだ。横浜FMは21日までに69名を処分。4つのサポーター団体に対しても無期限の活動禁止という処分を科している。
また、J1第23節のセレッソ大阪対ガンバ大阪では、試合前に一部のG大阪サポーターが柵破壊行為を含む、試合運営妨害行為や威嚇行為、暴力行為を行い、クラブから無期限の入場禁止処分を科されている。
ダービーマッチを中心に、サポーターのトラブルが相次いでいるJリーグ。親子連れを含むすべての観客が安心して試合観戦できるような環境を作ることが、今まさに求められている。