追い食いを狙って探り続けると、すぐにアタリが出た。少し期待度が増す。さらに続けたが追加のアタリはなく、2色残して回収するとキスが2匹掛かってきた。幸先は良いが数が少ない。

2投目は6色近くまで投げる。5色半を切った所でアタリが出るが小さそうだ。仕掛けを回収するとキス1匹とメゴチ、ハゼの外道が付いてきた。

3投目は少し角度を変えて6色出し切り近くまでキャスト。5色の中ごろで小さめのアタリがあり、回収するとキス3匹とコッパガレイやハゼも掛かっていた。

移動を繰り返しシロギス追加

方向や距離を変えながら追加したが、キスが少ないためかアタリが出なくなった。少し移動すると掛かってくるが続かない。潮も落ちてきたので、水深がありそうな場所を探して北側へ移動した。
移動した直後は2連3連で掛かるが、期待していた5連6連とはいかない。距離は5.5色前後でアタることが多く、4色より手前は出ない。

引き潮に入り、時間とともに砂浜が広がり中州のような状態になった。少しでも水深がある所を狙って6色出し切り近くから探ると、意外と早くからアタってくるが、群れてはいないようで追い食いはない。やはり接岸が遅れているのか。

少しずつ釣り座を移動しながらキスを追加する。潮止まりも遠投すると単発で掛かった。やがて東からの風が少し強くなったためオモリを25号のムクに変更、距離を稼ぎつつキスを追加した。

阿漕浦海岸の投げキス釣りで15.5cm含む62匹を手中【三重】遠投&移動で数を伸ばすシロギスの多点掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)

釣果の総括と今後への展望

外道はコッパガレイ、ハゼ、メゴチ、ヒイラギ、サバと多種になり肝心のキスが掛かりにくくなったので、午後1時30分に納竿した。釣果は15.5cmを頭に62匹。数は多少稼げたが、型が小さく、なんとなく不完全燃焼で終わってしまった。

阿漕浦海岸にもキスは入っているが、型が小さく、群れを形成している感じではなかった。そろそろ産卵に向けて荒食いするため今後は数が狙えるだろう。