オ・セフン 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ第24節の東京ヴェルディ対町田ゼルビアが、7月20日に開催。町田がダービーマッチを制したが、同クラブ所属の韓国代表FWオ・セフンのとあるプレーが波紋を呼んでいる。

 町田は1-0とリードで迎えた79分にコーナーキックを獲得。オ・セフンは敵陣ペナルティエリアでDF谷口栄斗と競り合ったが、ボールとは関係ないところで、左ひざを相手選手の腹部にぶつけた。またゴール前では、DF岡村大八(町田)とGKマテウス(東京V)が空中で激しく接触。岡村のヘディングシュートはクロスバーを直撃した。

 このオ・セフンとの激しいコンタクトにより、谷口はピッチ上でうずくまったが、主審はオ・セフンのファウルを取ることなく、ゴールキックで再開している。

 Xでは、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像から、オ・セフンが谷口に対して膝蹴りを入れるシーンのみを切り取った動画が拡散。ペナルティエリアでの事象であるだけに、ノーファウル判定やVAR(ビデオアシスタントレフェリー)が介入しなかったことがクローズアップされており、ファン・サポーターの間で様々な意見が沸き起こっている。

 なお、町田は東京Vを下して5連勝。首位ヴィッセル神戸から勝ち点6差の6位と、逆転優勝が現実味を帯びている。一方の東京VはJ2降格ラインから勝ち点7差の16位。ライバルクラブのFC東京と同じく、依然として厳しいJ1残留争いに巻き込まれている状況だ。