昨日は参議院選挙の投票日でした。私も家から3分の投票所に出かけて午前中に投票を済ませてきました。
今回の選挙は正直言って投票したいと思える政党や候補者がおらず、消去法的に投票する先を決めることにしました。
それにしても今回の選挙はいつになく盛り上がっている熱気を感じました。投票所にもお昼前にも関わらずたくさんの人が集まって入口では行列ができていました。
総務省によると、20日午前11時現在の投票率は全国平均10.99%で、2022年の前回選挙の同時刻の10.43%を0.56ポイント上回っていました。さらに、期日前投票は7月18日時点で2145万220人となり過去最多を更新。前回の参議院選挙の同時期と比べ、33%増加しています。
投票率は確実に上昇しました。
浮動票の比率が高まり与党の過半数割れはほぼ確実だと思いますが、問題は選挙結果を受けた今後の政権の枠組みがどのようになるかです。
与党が過半数割れになることを前提に考えるなら、石破首相の進退はどうなるのか?自民党と公明党に第3の党が連立政権として入閣して過半数を維持するのか?その場合どの政党が加わり、首相は誰になるのか?
今後の展開は読めません。
今回は変化を求める有権者が選挙に関心を持ち、投票所に足を運び、投票率の上昇につながっていると感じます。
もし選挙結果にも関わらず、安易な連立が成立して変化を感じることができなければ、せっかく高まった政治への関心が急に冷めてしまう展開もあり得ます。
選挙結果だけではなく、結果を受けた政治の枠組みが民意を反映したものになって欲しいと思います。

日本記者クラブ主催党首討論会で発言する野田佳彦代表 立憲民主党HPより
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年7月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。