小杉啓太 写真:Getty Images

 湘南ベルマーレ下部組織出身のU20日本代表DF小杉啓太は現在、スウェーデン1部ユールゴーデンIFの主力選手として活躍。パリ・サンジェルマン(PSG)をはじめ複数クラブからの関心やステップアップ移籍の可能性が報じられる一方で、日本代表招集の可能性も浮上。本人が森保一監督からのメッセージを明かしている。

 スウェーデン『aftonbladet』が7月20日に伝えたところによると、19日に開催されたリーグ戦では、日本サッカー協会(JFA)の関係者がユールゴーデンIFのホームスタジアムに来場。小杉のパフォーマンスを確認したが、選手本人と面会することはなかったという。

 森保監督の欧州視察はすでに日本国内で報じられているが、小杉は試合後に「(森保監督の欧州視察を)日本のメディアが報道した後、森保監督から幸運を祈る手紙が届きました。それ以上のことは分かりません」とコメント。「僕にとって、日本代表入りは大きな目標です。いつか代表戦でスタメン出場することを願っていますし、もしかしたら9,10月に(JFAから)連絡が来るかもしれませんね」と語ったほか、FIFAワールドカップ北中米大会の代表メンバー入りを目指していることも公言したという。

 2026年3月に20歳の誕生日を迎える小杉は、2024年3月に湘南の下部組織からユールゴーデンへ移籍。同年9月から左サイドバックでレギュラーに定着しており、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグのチェルシー戦でプレーするなど、欧州カップ戦での経験も積んでいる。

 2025シーズンはここまでスウェーデン1部リーグ戦15試合出場で1アシストをマークしている小杉。セルティック、PSGなど10以上のクラブから関心を寄せられている逸材であるだけに、森保監督は同選手の日本代表招集を視野に入れているようだ。