
アトレティコ・マドリード(スペイン1部)は昨季のラ・リーガで一時は首位に立つなど絶好調だったものの、最終的に3位フィニッシュ。今夏にアメリカで開催されたクラブワールドカップでもグループステージ敗退に終わっていた。
巻き返しを目指す新シーズンに向けて、アトレティコはすでにスペイン代表MFアレックス・バエナやアメリカ代表MFジョニー・カルドーソ、アルゼンチン代表FWティアゴ・アルマダなどを獲得。昨季レンタルだったアルゼンチン代表GKフアン・ムッソやフランス代表DFクレマン・ラングレも完全移籍に切り替わっている。
そのなかで、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、アトレティコはチェルシー(イングランド1部)が保有権を所持しているポルトガル代表DFレナト・ベイガの獲得に動いており、すでに選手陣営とコンタクトを取っているようだ。
スポルティングCP(ポルトガル1部)のリザーブチームでプロキャリアをスタートさせたベイガはバーゼル(スイス1部)でのプレーを経て、昨夏にチェルシーと7年契約。複数ポジションでプレー可能なポリバレント性を武器に昨季後半戦はユベントス(イタリア1部)へレンタル移籍していた。
そのベイガはアトレティコ移籍に前向きだという。チェルシーは同選手を売却するために移籍金4000万ユーロ(約69億1000万円)を求めており、アトレティコはその金額で交渉を進める準備ができているようだ。