自民党の武見敬三前厚生労働大臣は、東京選挙区での落選が確実となったことを受け、「役割は終わった」と述べ、政界を引退する意向を表明しました。

武見氏は日本医師会元会長・武見太郎氏の三男で、東海大学教授やテレビキャスターを経て1995年に参議院議員に初当選し、通算5期務めました。2023年には厚生労働大臣を務めました。

武見敬三氏は厚生労働大臣に就任した際、診療報酬など増加を続ける社会保障費の財源として、税収の増加分を活用する考えを示しました。また、「税収増を社会保障の安定財源としてどう活用するかについては、財務当局と議論する必要がある」と述べ、その実現に向けた強い意欲を語っていました。