
スコティッシュ・プレミアシップの名門セルティックに日本人選手が次々と加入している。2025年夏には、J1の川崎フロンターレからFW山田新、アルビレックス新潟からDF稲村隼翔が移籍。クラブに所属する日本代表FW前田大然やMF旗手怜央らに続く同選手たちの活躍に期待が高まる。
こうした動きに対して、SNS上では、セルティックに移籍した歴代日本人選手の名前があがり、日本人の移籍先として、セルティックはどう思うか?という投稿がなされ、意見が分かれている。
あるコメントでは「セルティックは日本代表クラスを安く複数獲得し、数人が活躍すれば成功というスタンスに見える」と指摘。また、「リーグのレベルは下がるが、結果次第では他リーグに行きやすい」との声や、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)本戦出場を評価する声もあった。一方で、他リーグへの移籍が簡単ではないとの意見があがった。
実際に、セルティックから欧州5大リーグへ移籍した例は、中村俊輔(2022年引退)が、2009年にラ・リーガのエスパニョールへ移籍。2025年1月には日本代表FW古橋亨梧がリーグ・アンのスタッド・レンヌへ加入した。
一方で、MF井手口陽介(ヴィッセル神戸)や水野晃樹(2024年引退)のようにJリーグ復帰を選んだケースもあり、セルティックへの移籍がキャリアの成功につながるとは限らない現実もある。
ステップアップの場としては「ベルギー1部のシント=トロイデンの方が実績がある」との比較も見られた。
また、「代表級でなければセルティックでスタメンは厳しい」との意見もあり、一定の実力を備えていなければ出場機会を得るのは難しいという現実的な意見もあがった。
今後、稲村や山田がこの環境で飛躍できるか、日本人選手のセルティック挑戦におけるひとつの試金石となりそうだ。