
スウェーデン代表FWニクラス・エリアソンは、2025年夏の移籍ウィンドウでギリシャ1部AEKアテネを退団する模様。以前、浦和レッズ移籍が噂されただけに、Jリーグ挑戦への期待がかかる。
現在29歳のエリアソンは、身長178cmで左利きのサイドアタッカー。2020年10月からおよそ2年にわたり、ニーム・オリンピックで元日本代表DF植田直通(現鹿島アントラーズ)のチームメイトだったほか、母国スウェーデンやイングランドでもプレー。2022年8月からにAEKアテネに在籍している。
そのAEKアテネでは、2023/24シーズンにリーグ戦・プレーオフあわせて29試合のスタメン出場で8ゴール9アシストを挙げ、同シーズン終了後には2028年6月まで契約延長。さらなる活躍が期待されたが、2024/25シーズンは21試合の出場で3ゴール2アシストという結果に終わった。
AEKアテネ退団の可能性は以前から取りざたされていたが、ギリシャ『ole』は7月19日に「エリアソンはAEKアテネのリストから外れた」とリポート。すでにUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ予選のメンバーから除外されるなど、構想外扱いを受けているという。
また、同選手には現時点で中東クラブやブラジル国内クラブが関心を寄せているとのこと。Jリーグ移籍の可能性は報じられていないが、今後の展開次第では日本国内クラブが争奪戦に加わることも考えられる。
なお、エリアソンの浦和移籍の可能性が報じられたのは、2024年12月のこと。ギリシャメディア『ガゼッタ』は「浦和は450万ユーロ(約7億2,700万円)でオファーを提示も、AEKアテネは最大1,000万ユーロ(約16億1,600万円)を要求」と伝えており、移籍金額の乖離により実現しなかったものとみられる。