瀬古歩夢 写真:Getty Images

 日本代表DF瀬古歩夢が、スイスからフランスへと舞台を移すことが濃厚となっているようだ。移籍市場に詳しいファブリツィオ・ロマーノ記者が7月19日にSNSに投稿した情報によれば、瀬古は複数のヨーロッパクラブからオファーが届いていた中で、フランス1部リーグ・アンのル・アーヴルを新天地に選んだという。

 この情報に対し、SNS上では様々な反応が寄せられている。スピードとフィジカルが求められるリーグ・アンで、瀬古の守備の読みやボール扱いの落ち着きが試されるといった声に加え、同選手が他にオファーが届いた欧州のクラブよりも成長を優先した移籍先(ル・アーヴル)の選択に肯定的な声があがった。

 一部では、「誰なのか説明してほしい」といった瀬古の知名度の低さや、「彼、うまいの?」と同選手の実力を知らないという意見も散見された。

 一方で、日本人センターバックが欧州のクラブで評価を受けている点に注目する意見もあり、ル・アーヴルが有望な人材を獲得したのではと指摘する声もあった。

 日本代表として7試合に出場してきた瀬古が、リーグ・アンという厳しさのあるリーグで、どのように適応し、成長するのかが注目されている。

 瀬古は2022年1月にJ1のセレッソ大阪からスイス・スーパーリーグ(1部)のグラスホッパー・クラブ・チューリッヒへ完全移籍。3年半にわたって公式戦126試合に出場し、4ゴール2アシストを記録した。昨2024/25シーズンも主力として公式戦40試合に出場し、1ゴール1アシストの成績を残していたが、2025年6月末に契約満了となり退団していた。