
7月19日に行われたJ1リーグ第24節でセレッソ大阪はアウェィで湘南ベルマーレと対戦し、3-3で引き分けた。序盤から攻勢をかけ、主導権を握る時間も長かったが、終盤の失点により勝ち点3を逃した。
この一戦で注目を集めたのが、C大阪の中心選手である36歳のMF香川真司だ。3ゴールすべての流れに関与し、その視野と技術に対し、SNS上では「なんで昨2024年干されてたんだ」「パスの質がバケモノ」「色褪せない嗅覚」といった声が散見された。「ドルトムント時代(2010-2012)にチームメイトから受けていたようなパスを、今は自分が出しているのが面白い」という視点もあり、トップ下としての役割を全うした姿にファンからは熱い。
また、香川のピッチレベルにおいて一瞬でパスコースを見つけ出せるセンスやワンタッチプレーを絶賛する声もあり、同選手のプレーは多くのサポーターの記憶に残ったようだ。肉体のピークを過ぎたと予測される36歳でも、まだまだチームの軸となる力があることを証明した形となった。
この試合、C大阪は前半6分、FWラファエル・ハットンのスルーパスに反応したMFルーカス・フェルナンデスが左足で流し込み、先制に成功。その後、14分に追いつかれ、42分には逆転を許すも、後半開始直後にハットンが個人技で2点目を奪取。28分には香川のスルーパスからMFチアゴ・アンドラーデがゴールネットを揺らし、再逆転に成功した。だが終盤、右サイドを破られPKを献上。これを決められて3失点目となり、試合はそのままドローで終了した。