ヴァンフォーレ甲府 写真:Getty Images

 ヴァンフォーレ甲府の元所属選手であるFWアダイウトンのJリーグ復帰報道が話題を呼ぶなか、甲府所属のブラジル人FWネーミアスが、日本でプレーする上での難しさやJリーグの特徴に言及。チームメイトをはじめ現所属クラブの関係者に対する特別な思いも明かしている。

 ブラジル『Esporte News Mundo』で7月13日に掲載されたインタビュー記事によると、同選手は日本でのプレーについて「最初は少し大変だったね。サッカーのスタイルも違えば、文化も違うし、言語も全然違う。でも時間と日々の生活の中で慣れていったよ」とコメント。「日本の試合はブラジルとは全然違う。とても激しくて、スピードも速く、フィジカルコンタクトも多い。それに技術レベルもとても高い」と、Jリーグの厳しさに驚いたという。

 2025年4月に甲府へ加入したばかりのネーミアスだが、ここまでリーグ戦7試合に出場。6月28日のJ2第21節・愛媛FC戦で負傷し、右頬骨骨折による手術を受けておよそ3週間にわたり戦列を離れることになったが、本人は「間違いなく、こういうクラブにいるだけでモチベーションが上がる。それに、チームメイトやコーチングスタッフから信頼されていると感じると、さらに自分のベストを尽くしたくなる」と、チーム内で良好な関係を築いていることを強調。

 「自分にとって一番大事なのはチームを助けることだ。自分の役割はゴールを決めることだから、それにしっかり貢献して、最終的な目標であるJ1昇格を達成したい。頭の中にはいくつかの個人的な目標があるけど、それは自分の中に留めておくよ。甲府を昇格させるために自分にできることは全部やるつもりだ」と、シーズン後半戦への意気込みも語っている。

 J2第23節を終えてJ1自動昇格ラインの2位ジェフから勝ち点9差の9位につけている甲府。チーム全体のゴール数が23と、リーグで4番目に少ないだけに、新戦力であるネーミアスのさらなる活躍が期待されるところだ。