マーカス・ラッシュフォード 写真:Getty Images

 バルセロナ(スペイン1部)は昨季から指揮したハンジ・フリック監督のもとでラ・リーガとコパ・デル・レイの2冠を達成。連覇を目指す新シーズンに向けてエスパニョール(スペイン1部)からスペイン代表GKジョアン・ガルシアを獲得しているが、まだ選手登録はできていない。

 そのバルセロナは昨夏に続いて今夏にアスレティック・ビルバオ(スペイン1部)でプレーするスペイン代表FWニコ・ウィリアムズの獲得を標榜。しかし、選手登録の確約ができなかったことなどもあり、ニコは最終的にビルバオと2035年夏までの長期契約を結んだ。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、バルセロナはリバプール(イングランド1部)でプレーするコロンビア代表FWルイス・ディアスの獲得を目指したものの、クラブ内で協議した結果、高すぎると判断されたという。

 そして、バルセロナはルベン・アモリム監督体制で構想外となっているマンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)のイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードを狙いに定めたとのこと。ハンジ・フリック監督もこの移籍を承認していることからユナイテッドは正式オファーを提示しており、クラブ間交渉は順調に進んでいるようだ。

 下部組織時代から生え抜きで背番号「10」だったラッシュフォードだが、昨季後半戦はアストン・ビラ(イングランド1部)にレンタル移籍。公式戦17試合で4ゴール6アシストを記録していたが、今夏にユナイテッドへと復帰しており、去就が不透明となっている状況だった。