
名古屋グランパス所属のデンマーク人FWキャスパー・ユンカーは、長谷川健太監督のもとで出場機会に恵まれていない。そんななか、7月20日に行われる明治安田J1リーグの横浜F・マリノス戦を前に、指揮官の一部発言に対して外国人ジャーナリストが食いついている。
ユンカーは今季ここまでコンディション不良の影響もあり、リーグ戦で7試合の出場。16日の天皇杯3回戦のロアッソ熊本戦で今季初ゴールを挙げたが、報道によると、プレータイム確保を求めて他クラブへ移籍する可能性があるという。
Jリーグの移籍市場に精通しているジャーナリストのダニーロ氏によると、長谷川監督はユンカーの今季初ゴールを受けて、「これでやっと肩の荷が下りて、本領発揮してくれるのではないか」とコメント。さらなる活躍に期待を寄せたというが、同氏はこのコメントについて以下のように指摘している。
「現実が全く異なることを示しているのに、なぜそんな軽率な発言ができるのか不思議でならない。長谷川監督は人々をからかうのをやめないといけない。男なら本当の気持ちを正直に言うべきだ」
浦和レッズから名古屋へ移籍して迎えた2023シーズンに、J1リーグ戦33試合の出場で16ゴールと結果を残したユンカー。日本の環境を気に入っているデンマーク人ストライカーの去就が気になるところだが、指揮官の本意がコメントに反映されていると仮定すれば、2025シーズンいっぱい名古屋でプレーする可能性も考えられる。