上流に立ち、下流を向いて狙うのではなく、広い範囲を効率よく狙えるように、立っている場所からアップクロス、クロス、ダウンクロスと横から面で狙う。
また、狙うのは川の中央に向けてではなく、岸に向かって釣った。ルアーはヘチ際から川の中央に向かって(立っている位置まで)釣る感じ。距離は河原まで約25m。くるぶしくらいから膝辺りまでの水深なので、ルアーもよく見える。
15cm級アユ登場
くるぶしくらいの水深付近へアップ気味にキャストし、ルアーをドリフトさせるように川をゆっくりと横切らせる。この時の注意点は、ルアーが流れに対してなるべく横を向かないこと。
ルアーの頭を上流に向けるようにしながらドリフトさせていると、水深が少し深くなった辺りでコココンッとルアーにアタックするようなアタリ。サイズは小さいが水深がないのでアユは横に縦横無尽に駆け回る。

今度は着水したルアーが安定した瞬間に、上流へ弾き飛ばされる。その後もやはりアユは走る走る。サイズは15cmほど。
駆け回る引きを堪能
ヒットパターンは、
(1)キャストする→ゆっくり移動→深みに入った瞬間に下流にルアーが飛んでいく
(2)キャストする→着水した瞬間にルアーが弾かれる
(3)キャストする→ゆっくり移動→手元にココンっと伝わる。
いずれもアユは走る、走る、走る。型は10~15cmと小ぶりだが、流れが弱く水深もないのでアユが駆け回る引きが楽しい。
横から見ているので、アタる瞬間がよ~く見えてエキサイティング。サイズが小さいと楽しめない?そんなことはない。アタリと引きが楽しめるこんなポイントと釣り方、皆さんもお試しあれ。
<週刊つりニュース関東版 平賀精一/TSURINEWS編>