前田大然 写真:Getty Images

 スコティッシュ・プレミアシップのセルティックは、ポルトガルでプレシーズのキャンプを行っている。その中でプレミアリーグのアーセナルからセルティックに今2025年夏に復帰したばかりのDFキーラン・ティアニーが、トレーニングや試合を通じて、あるチームメイトに強烈な印象を受けたという。

 ティアニーが「完全なるマシーン」と評したのは、セルティックに所属する日本代表DF前田大然だった。

 セルティックは、ポルトガル1部のスポルティングCPと気温30℃という環境下で7月17日に親善試合を行い、2-0で勝利した。この試合において、前田は約1時間プレーしたあとにも関わらず、疲れを見せず、黙々と交代後も腕立て伏せを続けていたいたという。

 それについてティアニーが語ったことをスコットランドメディア『The Scotsman』が伝えている。

 「(交代後)俺とチームメイトはベンチでリカバリー用のシェイクを飲みながら“暑すぎたな”って言ってたんだけど、前田はその横で腕立て伏せをしてるんだよ。あいつはマシーンだよ。完全にマシーンだ」

 ティアニーは、プレミアリーグ、ラ・リーガ、UEFAチャンピオンズリーグなど世界最高レベルの舞台で多くのトップ選手と対峙してきた。

 同メディアの報道によると、ティアニーは「あれだけスプリントを繰り返し、常にプレスを続けられる選手は見たことがない」と前田に称賛を送っている。

 さらにセルティックへの自信の復帰に関して28歳のティアニーは「今しかない、33歳でクラブに戻ってきても、もう選手としてピークではない。今が自分のベスト」と移籍決断の理由を明かしている。

 さらに前田との連携についても同メディアで言及しており、「守備面でも多く助けられているし、プレーしていて楽しい」と述べた。

 ティアニーはアーセナル(2019-2023、2024-2025)およびラ・リーガのレアル・ソシエダ(アーセナルからレンタル2023-2024)で6年間プレーしていた。