ラスムス・ホイルンド 写真:Getty Images

 ミラン(イタリア1部)は昨季、パウロ・フォンセカ元監督のもとでシーズンをスタートさせたが、不安定な戦いが続きシーズン途中に指揮官を交代。セルジオ・コンセイソン前監督を招へいして、スーペルコッパ・イタリアを制覇した一方で、セリエAでは8位に終わり、6シーズンぶりに欧州コンペディション出場を逃した。

 巻き返しを目指す今季に向けて、ミランは新指揮官として過去にクラブのスクデット獲得に貢献したマッシミリアーノ・アッレグリ監督を招へい。さらに、レアル・マドリード(スペイン1部)を契約満了に伴い退団したクロアチア代表MFルカ・モドリッチを獲得している。

 そのなかで、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、ミランは現在、ストライカーを探していという。今夏にセルビア代表FWルカ・ヨビッチと、イングランド人FWタミー・エイブラハムが退団したことを受けて、純粋なストライカーはメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスのみとなっている。

 ミランのスポーツディレクターを務めるイグリ・ターレは最適なストライカーとして、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)でプレーするデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドの獲得を調査している模様。ここ数時間の間に獲得の実現性を探るための打診が行われたようだ。

 昨季はプレミアリーグ32試合で4ゴールと乏しい数字に終わったホイルンド。インテル(イタリア1部)やユベントス(同1部)などからの関心も取り沙汰されているなかで、選手本人はユナイテッド残留希望を表明しているが、どのような結末が待っているのだろうか。