佐藤龍之介(FC東京所属時)写真:Getty Images

 国際サッカー連盟(FIFA)の関連調査機関である『CIESフットボール・オブザーバトリー(スポーツ国際研究センター)』は7月18日、Jリーガーの市場価値トップ10を公表。FC東京からファジアーノ岡山へ期限付き移籍中の日本代表MF佐藤龍之介がトップに立ったほか、川崎フロンターレからスコットランド1部セルティックへ完全移籍見込みのFW山田新は5位に食い込んでいる。

 CIESが公表したランキングによると、佐藤の市場価値は380万ユーロ(約6億5,800万円)。同選手は2025年6月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合(対オーストラリア代表、インドネシア代表)で日本代表に初めて招集されたが、オランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストであり、日本サッカーに精通しているジェラルド氏は「このまま成長すれば、次の冬のウィンドウで欧州へ移籍する」と、海外挑戦の可能性を伝えている。

 現在18歳の佐藤は、2022年から年代別代表に招集されているほか、2023年8月にはMF久保建英(現レアル・ソシエダ)以来となる16歳でのプロ入りを果たすなど、国内屈指の有望株として話題に。2024シーズンのJ1リーグ戦で3試合に出場すると、2025シーズンは育成型期限付き移籍先の岡山で主力選手として活躍。ここまでリーグ戦18試合の出場で3ゴール1アシストをマークしている。

 その佐藤につづくのは、E-1選手権で日本代表デビューを飾ったヴィッセル神戸所属FW宮代大聖(330万ユーロ:約5億7,100万円)。3位にはサンフレッチェ広島所属MF田中聡と柏レイソル所属FW細谷真大(310万ユーロ:約5億3,600万円)がランクインしているが、山田は2025シーズンのJ1リーグ戦で2ゴールにとどまったものの、290万ユーロ(約5億200万円)で5位にランクインした。