アダイウトン 写真:Getty Images

 ジュビロ磐田、FC東京、ヴァンフォーレ甲府在籍歴のあるブラジル人MFアダイウトンは、2025シーズン途中でのJリーグ再挑戦が決定的に。移籍先はJ1残留争いを繰り広げている横浜FCだという。

 Jリーグ再挑戦の可能性は、ブラジル『DOL』は7月17日に報道。ブラジル2部クルーベ・ド・レモに支払われる移籍金が100万レアル(約2,700万円)になる見込みだと伝えていた。同メディアは移籍先のクラブ名は明かしていなかったが、『ge』は横浜FCだと伝えている。また、本人は17日の公式戦でベンチ外。すでにチームメイトやクラブ関係者に別れを告げたとみられるだけに、横浜FC加入は秒読み段階だ。

 現在34歳のアダイウトンは、2015年1月にパラナ・クルーベから磐田へ移籍して以降、およそ10年にわたりJリーグの舞台でプレー。来日1年目にJ2リーグで17ゴールを挙げると、2016年以降も長期離脱こそあったものの、攻撃陣に欠かせない選手として存在感を発揮。2020年から4シーズンにわたるFC東京在籍期間も含めて、J1通算234試合出場で54ゴールをマークした。

 そして2024年1月にはFC東京から甲府へ完全移籍。2024シーズンもJ2リーグ33試合の出場で13ゴールと、攻撃陣の主力選手として活躍していたが、わずか1年で退団。同年12月24日にクルーベ・ド・レモへ加入すると、2025シーズンはブラジル2部リーグ戦16試合中9試合のスタメン出場で1ゴール1アシストをマークしている。

 なお、横浜FCの外国人選手では、かつてベガルタ仙台とFC東京でプレーしていたポーランド人GKヤクブ・スウォビィクが7月14日に加入。ブラジル人FWミシェル・リマがタイ1部プラチュワップFCへ移籍したが、アダイウトン加入前の時点で6選手が在籍している。日本人選手含めてゴールキーパーを9名も抱えているだけに、GKフェリペ・メギオラーロの移籍が予想される。