アーセナル 写真:Getty Images

 ラ・リーガのレアル・マドリードに所属するFWロドリゴの去就が今2025年夏の移籍市場における注目ポイントとなっている。マドリードではスタメンの機会が少なくなってきており、複数の欧州クラブが動向を注視している。

 そんな中、プレミアリーグのアーセナルは、ロドリゴ獲得に向けて8000万ユーロ(約137億円)の初期オファーを準備していると、代理人業界に通じる情報筋の話としてUKメディア『CaughtOffside』が報じた。マドリード側は移籍金として1億ユーロ(約172億円)を要求しているが、関係者はこの評価額に到達する可能性は低いと見ている。

 ブラジル代表のロドリゴは、直近のFIFAクラブ・ワールドカップ2025初戦となったサウジ・プロリーグのアル・ヒラル戦(1-1)では先発出場し、アシストも記録した。しかし、それ以降の試合ではベンチスタートが続き、フル出場の機会を得られていない。こうした起用状況により、同選手のレアル退団の可能性がますます高まっていると様々なメディアで報じられている。

 ロドリゴにはアーセナルだけでなく、プレミアリーグ勢ではリバプール、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、チェルシー、ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘン、リーグ・アンのパリ・サンジェルマン(PSG)も関心を寄せているとされる。バイエルンやPSGは、アーセナルとレアルの交渉が難航した場合に備え、独自のオファーを準備しているという。

 また、リバプールは現時点でブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルト所属のFWウーゴ・エキティケ獲得を優先しているが、FWルイス・ディアスに対する関心がバルセロナやバイエルンから寄せられており、その動き次第ではロドリゴへの関心が再燃する可能性があるとも同メディアは報じている。