元横浜DeNAベイスターズ監督のアレックス・ラミレス氏が、元日本ハムファイターズ・片岡篤史氏のYouTube『片岡篤史チャンネル』に出演。東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆のMLB移籍について持論を展開した。
■村上はMLBで活躍できる?
片岡氏から「村上はMLBの舞台で活躍できると思う?」と質問されたラミレス氏は、「ある程度、慣れたら、活躍できると思う」と持論を展開する。
続けて「彼はメジャーリーガーと同じだけのパワーを持っている。いや、それ以上かもね。自信はあるよ」と村上のパワーを高評価。
さらに「この前も言った話なんだけど、村上は大谷翔平のホームラン記録を更新する可能性がある。どこの球場、どこのチームでプレーするかが鍵になる」と語った。
■筒香との違いは?
話を聞いた片岡氏は、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智が日本ではパワフルな打撃を見せたものの、アメリカでは苦戦したことを挙げ「なにか村上と違いがあるの?」と質問する。
監督として筒香と接していたラミレス氏は「筒香は速いストレートを打てない。筒香に言ったことがあるんだけど、日本にいたほうがレジェンドでいられるよと。MLBでは難しいのではないかと言った。夢としてMLB挑戦があったので、応援はしたけどね」と説明。
さらに日本人選手がMLBで活躍できるか否かの指標として「NPBに来ている外国人投手との対戦成績を見ることだね。対戦成績の良い選手は、MLBで活躍できる可能性が高い」と語っていた。
■不安視する声もあったが…
村上は今オフ、ポスティングによるMLB移籍が確実視されている。2022年には1シーズン日本人最多の56本塁打で三冠王、通算で史上最速の200号ホームランを放っており、その打撃力はMLB球団も高く評価しているようだ。
一方で筒香や中村紀洋氏など、スラッガータイプの日本人選手がMLBで苦戦するケースも少なくない。村上は2022年以降打率が3割を大きく下回っていることや、内野の守備を不安視する声もあるが、ラミレス氏は「活躍できる」と考えているようだ。