雨の中、話しかけてくれた60代くらいの男性と。
「社会保険料を下げるのは賛成だけど、これ、財源はどうなるの?」 音「歳出削減ですね。あと一部では負担増も正直、お願いすることになると思います」
「え、負担?!」 音「はい。これまで保険適用で買えていた湿布薬をご自分で買っていただいたり、高齢者の窓口負担を3割に適正化すれば、その方の負担は増えます。」
音「でもそういうことなしに、ただ負担が減ります、手取りが増えます!というのは嘘だと思うので、私は正直にそれをお伝えしています。」
「いや、びっくりした。でも良い話を聞けました。ありがとう。応援するので最後まで頑張ってください」
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王子駅前の街頭演説では、車の真下から大声で意見を下さった70代くらいの男性とやり取り。
「高齢者に負担を押し付けるなー!!」 音「ごめんなさい、いま、確かに負担をお願いする話をしています。でも、現状の制度を継続するとしたら、誰がその負担を背負い続けることになるのでしょうか?」
「…我々はこれまで頑張って働いてきたんだよ!」 音「そうですよね、本当にありがとうございます。感謝してますし、できれば低負担の制度は残したい。でも、いまは若い世代の数が少なくて、昔とは比べ物にならないほどの社会保険料を払っているんです」
「高齢者の方はすごく頑張っていただいたし、いまの若い世代もものすごく頑張っている。でも社会状況は激変していて、今の現役世代は一人ひとりの負担があまりにも大きい。」
「その負担を下げるために、高齢者の先輩方にも少しだけ、ご負担をいただけませんかと正直にお願いしています。そのうえで私は、選挙という審判を受けようと思っているんです。」
「……」
納得されたかどうかはわかりませんが、その後は最後まで演説を聞いていただくことができました。
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動画の発信などで至らぬ点があり、街頭でも厳しいご意見をいただく日々。自らの未熟さを痛感しながら、社会保険料の問題と実態を伝えるために、試行錯誤を続ける選挙戦の毎日です。