
湘南ベルマーレ下部組織出身のU20日本代表DF小杉啓太には、スウェーデン1部ユールゴーデンIFからステップアップ移籍の可能性が取りざたされている。すでにパリ・サンジェルマン(PSG)移籍で個人合意に達したと一部で報じられているが、本人が自身の去就に言及した。
小杉の去就を巡っては、5月以降、PSG、アタランタ、ベンフィカ、セルティックサンダーランド、ニューカッスル・ユナイテッド、ノッティンガム・フォレスト、ニースからの関心、日本代表FW上田綺世が所属するオランダ1部フェイエノールト、DF毎熊晟矢擁するAZアルクマールの獲得リスト入りなどが報じられている。
また、『FOOT SUR7』は6月18日に「小杉はPSG加入で合意」とリポート。個人合意に達したというが、クラブ間交渉については「PSGが好条件のオファーを提示すれば、小杉はパリへ渡ることになる。交渉はクラブW杯終了後に進むだろう」と伝えていたが、その後はPSG移籍の可能性について音沙汰がない状況だ。
そんななか、スウェーデン『fotbollsthlm』が7月11日に伝えたところによると、小杉にはプレミアリーグ所属のエバートンも移籍先候補に挙がっているとのこと。本人は移籍の可能性について「何かが起こるかもしれない。(移籍ウィンドウが終了するまで、)時間はたっぷりある」などと語ったが、現所属クラブに対して2025年夏の移籍を直訴することはないという。
小杉は2024年3月に湘南の下部組織からユールゴーデンへ移籍。同年9月から左サイドバックでレギュラーに定着しており、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでも目覚ましいパフォーマンスを発揮。2025シーズンはここまでスウェーデン1部リーグ戦15試合出場で1アシストをマークしている。ユールゴーデンが800万ポンド(約15億6,000万円)規模の移籍金を要求と報じられているが、果たしてどのクラブが日本人サイドバックの争奪戦を制するのだろうか。