
昨2024/25シーズンのAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)で準優勝を果たしたシンガポールプレミアリーグ(SPL)ライオン・シティ・セーラーズが、さらなる戦力強化に踏み切った。
このオフ、セーラーズは立て続けに複数の補強を進めており、移籍市場で積極的な動きを見せている。その一環として7月17日に発表されたのが、J1の横浜F・マリノスからのFWアンデルソン・ロペスの獲得だった。以前から様々なメディアで報道されていたこの移籍により、クラブは得点力強化に向けて大きな一手を打った形となる。
ロペスはJ1リーグで直近2シーズン(2023、2024)連続の得点王に輝き、2022年以降から横浜FM退団までのリーグ戦で通算59ゴールを挙げている。セーラーズは非公表の条件で横浜F・マリノスと合意し、ロペスと3年契約を締結した。
セーラーズのブルース・リアン取締役は「アンデルソンのような実績を持つ選手を獲得できるチャンスを逃すわけにはいかなかった。アジア最高峰のJ1リーグで継続して結果を残してきた勝負強さとメンタリティを持っている」と獲得に際しコメントしている。
ロペスは昨シーズンのAFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)でも得点ランキング2位となり、FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)、FWイバン・トニー(アル・アハリ・ジッダ)、FWアレクサンダル・ミトロビッチ(アル・ヒラル)らを上回る成績を残した。
横浜FMでの最終戦となった5日の横浜FC戦(1-0)では決勝点を挙げ、試合後には涙ながらに別れを告げていた。
ロペスはセーラーズ公式サイトを通じて、「ACLEは自分にとってお気に入りの大会。今はACL2だが、全力を尽くして優勝し、次はACLEの舞台で戦いたい」と意気込みを語っている。