
今2025シーズンのJ1リーグで、川崎フロンターレのFW山田新が記録したある数値が注目されている。得点数では苦戦しており、ここまでリーグ戦21試合で2ゴールと昨2024シーズンの38試合19ゴールと比較しても、成績は大きく後退している。しかし、スピードに関するある指標が際立っている。
スコットランドメディアの『Celts Are Here』の報道によると、山田が今シーズンJ1で記録した最高速度は35.4km/hで、J1リーグ全体で2位となる数値なようだ。これは2021年、横浜F・マリノス時代の日本代表FW前田大然(現セルティック)が記録した35.0km/hを上回る数値だ。
ちなみに、前田は昨2024/25シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で35.6km/hというさらに高い数値を記録している。山田の記録もまた、前田と同等の水準のスピードを示しており、簡単に到達できるものではない。
この記録が示すように山田も前田や日本代表FW古橋亨梧(バーミンガム・シティ)と同様、高インテンシティで走り続ける選手の一人だ。止まることなくプレッシャーをかけ続けられるタイプであり、プレースタイルの面でも共通点が多い。
さらに同報道では、山田の他の特徴にも触れている。同選手はスピードやプレス能力に加え、フィジカルの強さにも定評があり、ボールを収める技術や、味方を攻撃に参加させる場面での働きも評価されている。空中戦でも存在感を発揮するタイプであり、セルティックはそうした総合的な能力に期待を寄せているようだ。