
FIFAクラブワールドカップでの戦いを終えた浦和レッズは、7月19日のJ1リーグ再開初戦でFC東京と激突。この一戦を前に、長らくコンディション不良に悩まされているMF安部裕葵の状態に注目が集まっている。
2023年夏に浦和へ加入も、度重なる負傷により公式戦での出場がない安部。2024年7月31日に行われたニューカッスル・ユナイテッドとの親善試合でデビューした後も、トレーニング復帰と離脱を繰り返しているが、クラブW杯ではアメリカ遠征に帯同。グループステージ3試合でいずれも出番は無かったものの、同選手の復活を望む声は多い。
そんななか、浦和所属DFダニーロ・ボザが7月17日にインスタグラムを更新。大原サッカー場でトレーニングに励む自身の姿をアップしているが、1対1の局面で安部と対峙しているだけに、安部のリーグ戦デビューが近い可能性も考えられる。
現在26歳の安部は、2019年7月に鹿島アントラーズからバルセロナBチームへ完全移籍。加入当初は出場機会を得ていたが、2020年2月以降は右ハムストリング筋断裂など大怪我で苦しみ、公式戦ほぼ全試合でベンチ外に。結局、2022/23シーズン限りで契約満了となり、不本意な形で海外挑戦を終えている。
2025年1月、Jリーグの情報に詳しいジャーナリストのリオネル・ピケ氏から「1分もプレーしないで何年経ったのか?」「2020年以降、4試合でプレーしているが、残念ながら彼のキャリアは終わっている」などと酷評されていた安部。9月20日には古巣鹿島との直接対決を控えているだけに、今一度再起を期待したいところだ。