
日本代表DF瀬古歩夢は、2024/25シーズン限りでスイス1部グラスホッパーを契約満了により退団。フリーである中、DF舩木翔がセレッソ大阪からアルビレックス新潟へ完全移籍した際にC大阪復帰の可能性が取りざたされていたが、ここに来てリーグアン所属クラブからの関心が報じられている。
フランス人ジャーナリストのレミ・ルモン氏は7月17日に「ル・アーヴルACに日本人選手が加入する可能性がある」とリポート。「アメリカ資本に買収されたにもかかわらず、ル・アーヴルは潤沢な資金を持っているわけではない」「DNCG(フランスの財務監査機関)がクラブの人件費と移籍金に制限を課している」と補強予算に限りがある現状を伝えた上で、「瀬古がターゲットになっている可能性がある」と伝えた。
また、同氏は瀬古のプレースタイルにも言及。「彼は国際Aマッチで7試合に出場した経験を持っている」「2024/25シーズンは公式戦40試合に出場。センターバックだけでなく、サイドバックや守備的ミッドフィールダーとしてもプレー可能であり、ユーティリティ性に富んだ選手。優れた成績を残している」と評したほか、「彼はグラスホッパーでの契約が終了して以降フリーの状態であり、ル・アーヴルとすぐに契約する可能性がある」と伝えている。
ル・アーヴルACは過去に2部リーグを6度制覇。2022/23シーズンにも2部で優勝しリーグアンへ昇格すると、2シーズンつづけて1部に残留。2024/25シーズンは熾烈な残留争いに巻き込まれたが、最終節で勝利したことにより、勝ち点でFW伊東純也、FW中村敬斗、DF関根大輝ら擁するスタッド・ランスを上回り、15位に滑り込んだ。
瀬古の去就を巡っては、2025年4月にブンデスリーガやリーグアン所属クラブからの関心が報じられたほか、7月3日にはポーランド『weszlo』が同国1部所属ヤギエロニア・ビャウィストクからのオファーを拒否したと伝えている。