
ジュビロ磐田、FC東京、ヴァンフォーレ甲府在籍歴のあるブラジル人MFアダイウトンは現在、母国クラブでプレーしているが、2025年夏の再びJリーグへ挑戦する見込みだという。
ブラジル『DOL』は7月17日に「アダイウトンはブラジル2部クルーベ・ド・レモを退団する。10年以上にわたり1部と2部のチームでプレーしてきた、かつての故郷である日本へ戻ることになる」とリポート。移籍先のクラブ名は明かしていないものの、「アダイウトンの移籍により、クルーベ・ド・レモは多額の移籍金を受け取ることになる。総額100万レアル(約2,700万円)だ」と伝えている。
アダイウトンは2024シーズン限りで甲府を退団し、同年12月24日にクルーベ・ド・レモへ加入。2025シーズンはブラジル2部リーグ戦16試合中9試合のスタメン出場で1ゴール1アシストをマークしているが、記事では「彼は好調なスタートを切ったものの、リーグ戦でのパフォーマンスが低下」と綴られている。
また、クルーベ・ド・レモの幹部は「次の移籍市場では、レモは間違いなくやり方を変える。必要な選手を獲得する」とコメント。アダイウトンの去就には言及しなかったものの、一部メンバーの入れ替えを示唆したという。
現在34歳のアダイウトンは、2015年1月にパラナ・クルーベから磐田へ移籍して以降、およそ10年にわたりJリーグの舞台でプレー。来日1年目にJ2リーグで17ゴールを挙げると、2016年以降も長期離脱こそあったものの、攻撃陣に欠かせない選手として存在感を発揮。2020年から4シーズンにわたるFC東京在籍期間も含めて、J1通算234試合出場で54ゴールをマークした。
J1の舞台で実績を積み重ねると、2024年1月にはFC東京から甲府へ完全移籍。2024シーズンもJ2リーグ33試合の出場で13ゴールと、攻撃陣の主力選手として活躍していた。