「また怒っちゃったな」「今日は全然かまってあげられなかった」。そんなふうに子供を寝かしつけたあと、胸がキュンと痛くなる人も少なくないはず。子育てをしていると、毎日の忙しさと自己嫌悪の間で揺れ動くこともあるでしょう。「愛しているのに、うまく愛せない」と感じるその瞬間は、親としての自信を見失いそうにもなりますよね。

そこでSirabee取材班は、子供に申し訳ないと思っていることについて聞いてみました。

■毒親のせいで祖父母を知らない

「20代前半で子供を産んですぐ離婚、毒親のせいで頼れる人もおらずシングルマザー。

最近幼稚園で、お友達から『おじいちゃんおばあちゃんの家に泊まりに行って楽しかった!』という話を聞いたそうで、『なんで僕にはおじいちゃん、おばあちゃんがいないの?』って質問してきた。なんかごめんね…」(20代・女性)

■ママ友関係がうまくいかず…

「近所の子供たちは、ママたちと○○会みたいな感じで季節のイベント事を楽しんでいるらしいが、私がコミュ障でママ友関係がうまくいかず疎遠なために、そういう子供が喜びそうなイベントの会には呼ばれない。

子供が若干羨ましそうにしているのが本当にツラい…。かといって無理にママ友付き合いをして精神をすり減らしたくない」(30代・女性)

■下の子が生まれかまう頻度が激減

「下の子が生まれてから上の子をかまう頻度が明らかに減ってしまった。なにかにつけて『もうお姉ちゃんなんだから!』とこっちの言い分を聞かせようとしている自分にも嫌気がさす。

そのたびに癇癪を起して泣く娘を見ると、自分って子育てに向いてないのかなと自信がなくなる」(30代・女性)

子育ての中で「申し訳ない」と思うことは誰にでもあります。大事なのは、その気持ちを否定せずに「じゃぁ明日はどうかかわろうか」と一歩だけ前を向くこと。その積み重ねこそが子供との信頼を育てる大切な土壌になります。「申し訳なさ」は実は親にとっては大切な感情なのかもしれません。

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(取材・文/Sirabee 編集部・   美佳