レネ・ヴァイラー氏 写真:Getty Images

 鹿島アントラーズ元監督のレネ・ヴァイラー氏は、2024/25シーズン限りでスイス1部セルヴェットFCのスポーツディレクター(SD)を退任。7月17日にMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)DCユナイテッドの監督に就任したが、セルヴェットFC時代と同じく日本人選手の獲得を狙うかもしれない。

 ヴァイラー氏はベルギー1部アンデルレヒトやエジプト1部アル・アハリの監督を務めた後、2022年には鹿島を指揮したが、シーズン途中の同年8月に契約解除。わずか8カ月でチームを去ると、2023年3月にセルヴェットの指揮官に就任する。

 セルヴェットでは、2023/24シーズンに鹿島時代の教え子であるDF常本佳吾や、横浜F・マリノスから期限付き移籍加入のFW西村拓真(現町田ゼルビア)を指導。2024/25シーズンから同クラブのSD職を務めており、退任直前には再来日。鹿島戦を視察したほか、スイス『4-4-2』ではFW田川亨介やFW師岡柊生(いずれも鹿島)がセルヴェットの獲得候補だと取りざたされていたが、日本人選手獲得報道からわずか数日後に退団が正式決定していた。

 ヴァイラー氏の今後については、6月時点でDCユナイテッド行きの可能性が報じられていたが、クラブは17日になって招へいを公式発表。現時点でDCユナイテッドが日本人選手の獲得を狙う可能性はアメリカ国内で報じられていないが、5月の時点で鹿島戦を視察していただけに、新監督が鹿島をはじめJ1所属クラブの日本人選手をリストアップするようDCユナイテッド幹部に求める可能性は十分考えられる。

 なお、DCユナイテッドにはFWクリスティアン・ベンテケやMF木島萌生らが在籍。2025シーズンはここまでイースタン・カンファレンスで23試合を終えて15クラブ中14位に沈んでいる。