宮代大聖 写真:Getty Images

 日本代表は7月15日に行われたE-1選手権・決勝大会の最終節で、韓国代表に1-0で勝利。国内組のみのメンバー構成ながらも、同大会を全勝で終えて優勝したが、日本代表OBから辛辣な意見が噴出。FW宮代大聖(ヴィッセル神戸)のFIFAワールド北中米大会日本代表入りが厳しいという意見も上がっている。

 日本代表OBの城彰二氏は16日に自身のYouTubeチャンネルを更新。森保ジャパンのE-1選手権における戦いぶりを総括しているが、後半ほぼ自陣でのプレーを強いられた韓国戦の試合展開を踏まえた上で、「(海外組中心の)フル代表と差があるという感じがする。(フル代表に)食い込む選手がいるかという部分に関して、色々考えるとなかなか難しい」と首を捻る。

 「早いプレスとフィジカルという部分に関しては、怒涛にそういうされるとやっぱりミスが起きる」などと、韓国戦でプレーした選手の改善点を指摘した城氏。「厳しいこと言うと、このレベルだとW杯メンバーに入れない」と斬ると、64分で途中交代となった宮代について、こう語っている。

 「宮代選手はヴィッセル神戸だとすごい良い活躍する。(大迫勇也や酒井高徳など、)まわりにいい選手がいるしね。そうなると、彼の得意なドリブル、突破力、シュート力などが発揮できるけど、やっぱり代表に来るとなかなか難しい」

 2024シーズンのJ1リーグ戦32試合出場で11ゴールと、一気にブレイクを果たした宮代。2025シーズンもここまで8ゴール3アシストと、神戸攻撃陣の中心選手として結果を残している。しかし、E-1選手権では初戦の香港戦でスタメン出場し1アシストをマークも、韓国戦では64分までのプレーで攻守に精彩を欠いていた。