連日のように各地で猛烈な暑さとなるなか、8日放送の『よんチャンTV』(MBSテレビ)では、エアコンの温度設定の“落とし穴”について取り上げた。
■推奨温度「28℃」とは…
連日の猛暑で、エアコンがもはや「生命維持装置」ともいわれているが、意外と勘違いしがちなのが、その使い方だ。
番組ではより効果的なエアコンの使用法や、注意点などについて特集した。
環境省では、冷房時のエアコンについて「28℃」を推奨しており、エアコンの「設定温度」を28℃にしている人も多いはず。しかし、これは勘違い。
環境省が推奨している28℃とは、エアコンの温度設定ではなく、「冷房時の室温」の目安だという。
■「勘違いしないように」
山中真アナウンサーは「室温の目安と設定温度、一緒じゃないの? と思うかもしれませんが、古いエアコンなどは、設定温度を28℃にしたからって、室温は28℃にならない」と説明。
室温が28℃以下であれば、熱中症になるリスクが下がるといい、「ということで必要なのは温度計です。皆さん、部屋に必ず温度計を置いていただいて、エアコンの設定温度を28℃に設定したら(室温も)28℃になるエアコンならいいんですが、そうでなければ、もう少し設定を27、26(℃)に下げましょうということですから。細かいようですが勘違いしないようにして、部屋の温度を28℃にしましょう」と呼びかけた。
【山中アナも呼びかけ「皆さん、部屋に必ず温度計を」】
■1℃の違いで…
ちなみに、エアコンの設定温度を1℃あげると、10%の節電になるが、「とはいえ、節約のために無理しないように」とも。
また、風量は「微風」や「弱風」にすると節電になりそうな気がするが、じつは部屋が冷えるまでに時間がかかり、かえって電力を消費するため「自動」にするのがよい。暑いと感じたら、設定温度を下げるよりも「強風」にするほうが節電にはつながるとのことだ。
■エアコンの温度設定の“落とし穴”
・合わせて読みたい→寝室での“暑がり 対 寒がり”争いに決着? 一発で解決する方法を『あさイチ』で紹介
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)