北海道日本ハムファイターズなどで活躍した糸井嘉男氏が14日、YouTubeチャンネル『田中大貴のアスリートチャンネル【アスチャン!】』に出演。古巣への本音を語った。

【動画】予想外のトレードに涙

■優勝翌年のキャンプ前に電話

2004年に日本ハムに入団。投手から野手のコンバートに成功し、12年にはチームの3年ぶり6度目のリーグ優勝に貢献した。

その翌年の1月。間もなくキャンプインというときに、球団から「スーツを着て集合してほしい」と電話が。糸井氏は「そのとき、契約を代理人をつけてやってた。ポスティングの話もしていたので、その話かなと思ってた」。

■「親に捨てられたような…」

しかし、実際はオリックス・バファローズへのトレードの話で、予想外だった糸井氏は頭が真っ白になる。「これは選手のことを考えてのトレード」と球団から説明を受けても「嘘つけ!」としか思えず。

「リーグ優勝して、またみんなと絆が深まっていたなかでのトレードだったので。悲しみがほとんどでした」「野手として見出してくれたのは日本ハム。僕がわがままで、ポスティングの話を出したのが悪いんですけど。その結果がトレード。海外でもなく、日本の球団に放出された。親に捨てられたような…」と涙したという。

■日ハムのこと「嫌いにはなったでしょうね」

オリックスと合流したときには、「絶対に日ハム戦は5割以上打つ!」と気持ちを切り替えていた糸井氏。日本ハムとの初対決では「どの試合よりも体張っていくぞ!」と気合いを入れたと振り返る。

当時、日本ハムに対しては「若干、嫌いにはなったでしょうね。怒りもありましたし」としつつ、「でも、心のどこかには、感謝の気持ちがある」と述べた。

■予想外のトレードに涙

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(文/Sirabee 編集部・荒井どんぐり