元東映フライヤーズ、南海ホークス、阪神タイガースの江本孟紀氏が自身のYouTubeチャンネル『エモやんの、人生ふらーりツマミグイ』を更新。阪神の独走を許しているセ・リーグ5球団に怒りをあらわにした。

■セ・リーグ5球団に怒り

江本氏は撮影時点で阪神が首位独走、2位以下が貯金がないというセ・リーグの状況に「これはいかがなものか」と怒りをあらわに。

パシフィック・リーグが熾烈な争いになっているのに対し、セ・リーグは「そういう感じがしない。みんな苦しんでいて、浮上する兆しがない」とバッサリ切った。

■セ・リーグの現状に独自見解

セ・リーグの現状を「野球は、お客さんに見てもらってるわけですよ。お客さんも幸いなことに、イベントが大好きなので、イベントで集まってワーワーやっている、楽しい場所になってるわけです」と持論を展開。

続けて「ごく一部にはいますよ。でも、勝ち負けでギンギンギン、目くじらを立てるような見方を、野球場ではしてないんですよ。それはそれで球団も儲かって、喜んでますけど、そのうち野球をもっと面白くしてくれよと、もっと争ってくれというお客さんが来たら、マイナス面が出てくる。ひいては、観客動員も少なくなってくる」と指摘した。

■5球団に猛省を促す

江本氏はセ・リーグ5球団に「もうちょっと阪神を走らせないような、野球の展開になるべきではないか」と提言。

さらに「なぜこういうことになっているか、現場の人に検証してもらいたい。あんたたちは本当に、キャンプ 、オープン戦からずっと開幕に向けて、完璧な状態でシーズンに入ってきたのか。いい選手はいっぱいいるわけですから。阪神だけが突出しているわけではない。そういうことをちゃんとやってきたのか、検証しなさいと言いたい」と語る。

その後も苦言を呈した江本氏は「2位以下はもうちょっと気合を入れて、オールスターを境目ぐらいから、全力で戦ってもらいたい。グラウンドの中で、火花を散らしてほしい」と訴えていた。

■OB会長の掛布氏は「優勝確率99%」と自信を見せる

阪神は交流戦でパ・リーグ球団に7連敗と大失速。しかしセ・リーグ5球団もほぼ負け続けたため、順位に変動はなかった。

巨人は岡本和真、DeNAはタイラー・オースティン、ヤクルトは村上宗隆と主力級の打者を怪我で欠いており、現在も苦しい状況。広島は交流戦明けに連敗を喫し、順位を下げた。

一方阪神は故障者が少なく、打撃陣が好調。交流戦で崩れた投手陣も持ち直しており、OB会長の掛布雅之氏はYouTubeチャンネル『掛布雅之の撞球』で、「優勝確率99%」と「V奪回」に自信を見せている。