
ブラジル人FWラファエル・ビルは2025年7月、ブラジル3部グアラニから1部ECジュベントゥージへ移籍。浦和レッズ所属DFダニーロ・ボザの古巣でもあるジュベントゥージの指揮官が、Jリーグクラブとの争奪戦を制したことを明かしている。
現在26歳のビルは、身長174センチで左利きのアタッカー。2021年までコリンチャンスからの期限付き移籍を繰り返した後、クルゼイロなどブラジル国内の複数クラブを渡り歩くなか、2025年1月にグアラニへ加入。ブラジル3部リーグ戦8試合の出場で2ゴールと結果を残していた。
ブラジル『ge』が伝えたところによると、2025年7月にECジュベントゥージへ移籍したものの、膝の怪我のため新天地デビューはお預けに。ジュベントゥージのクラウディオ・テンカティ監督は同選手についてこう語ったという。
「彼は1対1の局面で勝負強い。ドリブル突破を得意としており、スピードを兼ね備えている。彼は韓国と日本のクラブと交渉していたが、獲得することができた。彼の加入により、チームの競争力が高まっている」
なお、ジュベントゥージはリーグ戦12試合を終えて17位に低迷。1部残留ラインの16位サントスと勝ち点11で並んでいるが、チーム全体のゴール数が「10」と得点力アップが課題だ。Jリーグクラブも獲得を狙っていたビルの出来が、ジュベントゥージの成績を左右する可能性も考えられる。