旗手怜央 写真:Getty Images

 スコットランド1部セルティック所属の日本代表MF旗手怜央には、以前から欧州5大リーグ移籍が期待されているが、ここに来てポルトガル行きの可能性が浮上。先日、横浜FCからMF永田滉太朗を獲得したFCポルトが関心を寄せているという。

 ブラジル人ジャーナリストのジョアン氏は16日に「ポルトが旗手の獲得に興味」とリポート。「彼はポルトからの関心と問い合わせに心を動かされ、移籍を望んでいる」と選手サイドの意向もあわせて伝えたが、現時点でセルティックは同選手の放出を拒否する方針だという。

 一方で英紙『サン』は13日、旗手が移籍する可能性を分析。「ウディネーゼをはじめ多くのクラブが関心」と伝えた上で、「セルティックから獲得するには、多額の移籍金が必要。オファーがあった場合、すべては選手自身がどう感じるかによって決まる可能性がある。しかし、本人は現時点で天候にかかわらずスコットランドで幸せだ」と綴っている。ジョアン氏の報道とは異なり、選手本人がセルティックで満足している可能性も考えられる。

 現在27歳の旗手は、2021年12月に川崎フロンターレからセルティックへ完全移籍。アンジェ・ポステコグルー監督のもとでは、主力選手としてスコットランド1部リーグをはじめタイトル獲得に大きく貢献。ブレンダン・ロジャーズ監督のもとで迎えた2024/25シーズンもリーグ戦37試合の出場で10ゴール4アシストをマークしている。

 セルティックとの契約を2028年6月まで残す中、5月の時点でウディネーゼやフランス、ドイツ国内クラブからの関心が報じられていた旗手。ステップアップ移籍を望んでいる可能性もあるだけに、2024/25シーズンのポルトガル1部リーグで3位に終わったポルトの動向にも注目が集まりそうだ。