元阪神タイガースの掛布雅之氏が、自身のYouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』を更新。古巣・タイガースの優勝を予想した。

■阪神が99%優勝

リーグ戦再開後、11連勝を記録するなど絶好調の阪神について掛布氏は「90周年の記念すべき年に、素晴らしいゴールテープを切る形が、もう見えてきたんじゃないかなという気がするんですよね」と持論を展開。

聞き手から「オールスター前にマジックが出るという話もある」と指摘すると、「オールスター前の巨人3連戦で阪神が3連敗しなければ、99%阪神が優勝」と予想した。

■次回の巨人戦で…

巨人の現状を掛布氏は「ほかのチームとは五分以上に戦っていますよ、阪神以外のチームとは。今年の巨人と阪神の戦い方を見たときに、どこかで巨人が阪神に対して3タテを食らわさないと、巨人の逆襲は考えづらいんだよね 」と解説。

次回の3連戦で、巨人が山﨑伊織、グリフィン、赤星優志というローテーションが予想されることを指摘し、「ここでもしも、阪神が巨人の表のローテーションを叩けば、もう100%ですよ。オールスター前に、優勝っていうことを、言えると思いますよね」と持論を展開していた。

■2位と9.5ゲーム差で独走状態

阪神は交流戦で7連敗を喫するなど大失速したものの、ほかのセ・リーグ球団も均等に負けたため、交流戦で負け越しとなりながらも、首位をキープした。

リーグ戦再開後は破竹の勢いで勝ち進み、13日終了時点で2位の読売ジャイアンツに9.5ゲーム差をつけ、首位を独走。しかも阪神以外は貯金がないという、独り勝ち状態だ。

■阪神に大きく負け越している巨人

なんとか反撃したい巨人だが、阪神との対戦成績が4勝11敗と大きく負け越し。首位に浮上できない要因となっている。

怪我で離脱中の岡本和真は復帰までもう少しかかる模様で、掛布氏のように「阪神がこのまま優勝」と見るファンの声は多い。

一方、徳光和夫のように巨人の大逆転優勝を予想する声や、昨年日本一の横浜DeNAベイスターズの巻き返しに期待する声も散見されている。