元広島東洋カープ監督の野村謙二郎氏が『野村謙二郎のノムケンCHANNEL』を更新。ネット上で疑問視する声が上がっていた「一部カープ選手の国歌斉唱時の態度」に苦言を呈した。

■視聴者の質問に回答

野村氏が視聴者からの質問に回答した今回の動画。そのなかで「試合前の国歌斉唱時の態度に疑問」という意見が読み上げられる。

これは先日東京ドームで行われた読売ジャイアンツ対広島東洋カープ戦での国歌斉唱時、整列する一部のカープ選手がニヤニヤ笑みを浮かべる姿がネットで拡散され、疑問の声が上がっていたもの。

声を受け映像を見たという同氏は「ジャイアンツの選手は国歌を聞きながら集中しているのに、対して、(カープの)笑っている姿は、非常に残念でしたね」と語った。

■「なにを考えているんだ」

さらに野村氏は「親友にサッカーの森保一監督がいるんですけども、国歌を唄うときに、気持ちが高ぶって、涙があふれる姿は、僕は逆に感動するんですよ」と指摘。

続けて「何を感じるかというと、今から日の丸をつけて戦うぞというのと、もう1つは広島の平和、平和でこうやって野球ができること。野球ができることに感謝しつつ、良いゲームをさせてくださいとか、勝たせてくださいというのを、国歌が流れてるあいだに(祈る)。僕自身も現役時代にやっていました」と語る。

カープの一部選手に「あのシーンを見た時は、なにを考えているんだコイツらはと。(指摘したファンと)同じ気持ちになりました」とコメントした。

■変わっていなければ…

野村氏は「たぶん、チーム内でそういうことはわかってると思うんで、もうないと思います。読んだときに、『そんなことはないだろう』と思ったんですけども、ちょっと映像を見させていただいたときに、とても残念な気持ちになりました」と心境を告白。

その後も持論を展開すると「選手も直してくれてると思いますけども、もし変わっていなければ、僕が後輩たちに伝えていきたいなと思います。ご指摘ありがとうございました」と語っていた。