ムン・ソンミン 写真:Getty Images

 韓国代表は7月15日に行われたE-1選手権・決勝大会の最終節で、日本代表に敗北。「3軍メンバー」と揶揄してきた森保ジャパン相手に日韓戦3連敗を喫したが、過去にJリーグのファン・サポーターから怒りを買っていたFWムン・ソンミンのシミュレーションが酷いと話題になっている。

 ムン・ソンミンは0-1とビハインドの後半19分からプレー。敵陣左サイドでボールを回収した際、FW原大智(京都サンガ)と接触したか微妙に見えたが、しばらくドリブルした後に自ら転倒。主審はホイッスルを吹き、韓国にフリーキックを与えた。

 シミュレーションであることが明確であるにもかかわらず、日本のファウルをとった主審のジャッジを受けて、日本代表OBによるフジテレビ系の解説陣から「触っていました?今、何かしました?」と異論が湧き起こった。また、Xでは当該シーンのみを切り取った動画が拡散。ファウル判定に対する疑問の声が挙がっているほか、ムン・ソンミンによる主審を欺く行為が批判の対象になっている。

 韓国開催の今大会では、予算不足を理由にVAR(ビデオアシスタントレフェリー)が導入されず。ムン・ソンミンがシミュレーションを犯したシーンはVARの対象外であるが、それでもVARがないことにより試合結果を左右するだけの誤審が生じる可能性もあっただけに、開催国の準備不足は否めない。

 なお、ムン・ソンミンは2022年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝・ヴィッセル神戸対全北現代でも話題に。飛び跳ねて喜びを表現するゴールパフォーマンスを見せたが、これが神戸サポーターや日本のサッカーファンの間でウザイと否定的な声が挙がっていた。