堂安律 写真:Getty Images

 SCフライブルク所属の日本代表MF堂安律は、アイントラハト・フランクフルトへ移籍する見込み。バイエルン・ミュンヘンなど複数クラブから関心を寄せられるなか、すでにフランクフルトと個人合意に達しているという。

 ドイツ紙『ビルト』は15日に「堂安は長い間、自身の去就について熟考を重ねてきたが、決断を下した」とリポート。これによると、同選手にはバイエルンやイングランド、イタリアのクラブが関心を寄せていたものの、およそ2週間にフランクフルト移籍を決断。『アドラーニュース』は「彼はフランクフルトと契約締結で合意に達している。フライブルクとの最終交渉が進行中だ」と個人合意を報じている。

 また、堂安とフライブルクの契約は2027年6月まで残っているが、約3,000万ユーロ(約51億円)の契約解除条項が盛り込まれている模様。『tipico』は「フランクフルトと良好な関係を維持しているフライブルクは、2,000万ユーロ(約34億円)程度での交渉に応じる意向がある。契約が正式決定するまでには、さらに数日かかる見込みだ」と伝えているが、フランクフルト移籍は決定的だという。

 フランクフルト移籍の可能性を巡っては、2025年4月から再三にわたり報じられていた。『アドラーニュース』は5月7日の時点で、「フランクフルトと選手側の合意は有効」と報じたが、本人がプレミアリーグ移籍を望んでいる可能性もあわせて伝えていた。

 その堂安は、2024年1月に妻でインフルエンサーの明松美玖と結婚。2024/25シーズン終了後に日本で挙式を挙げたが、『ビルト』は6月23日に「彼は当初予想していたよりも長い期間、妻と相談している」「フランクフルト移籍にむけては、まだ最終決定を待っている」とリポート。妻の意向も踏まえた上で決断を下すとみられたが、ドイツ国内移籍で落ち着いたようだ。