
昨2024/25シーズン公式戦の先発出場がわずか4試合にとどまったプレミアリーグのリバプールに所属するFWフェデリコ・キエーザが、クラブでの生き残りをかけてポジション変更を受け入れる可能性が浮上している。リバプールはストライカー獲得に難航しており、キエーザを前線の緊急オプションとして起用する方針を検討しているようだ。
キエーザは本来ウインガーだが、クラブのアルネ・スロット監督は今2025/26シーズンに向けて、同選手を中央で起用する可能性を視野に入れているようだ。
キエーザはセリエAのユベントス時代(2022-2024)およびイタリア代表でも偽9番としてプレーした実績があり、スロット監督はそのテクニック、オフ・ザ・ボールの動き、シュート精度を評価している。
現時点では短期的な代替策としての起用が想定されているようだが、出場機会が限られていた昨シーズンの状況を考慮すれば、キエーザ本人もこのポジション変更に前向きなようだ。
リバプールは今2025年夏、MFフロリアン・ビルツ、DFジェレミー・フリンポン、DFミロシュ・ケルケスらに総額2億ポンド(約394億2,642万円)超を投じて補強を進めているが、センターフォワードの補強は未完了のままだ。
リバプールは同リーグのニューカッスル・ユナイテッドに所属するスウェーデン代表FWアレクサンダー・イサクを最優先の補強ターゲットとしているが、獲得の見通しは立っていない。
その一方で、代替候補とされるブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトに所属するFWウーゴ・エキティケについては、ニューカッスルが交渉を先に進めていると報じられており、この様な補強が進まない状況の中で、キエーザを中央で起用する案が浮上してきたようだ。