Jリーグ 写真:Getty Images

 セルビア1部FKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サド所属の元U19セルビア代表FWラザル・ロマニッチが、Jリーグクラブへ移籍する模様。同クラブは過去に、MFミロサヴリェヴィッチを鹿島アントラーズへ完全移籍により放出している。

 現在27歳のロマニッチは、セルビア1部レッドスター・ベオグラードの下部組織出身。セルビア、ギリシャの複数クラブを渡り歩き、2023年にセルビア1部FKジェレズニチャル・パンチェヴォへ移籍すると、公式戦56試合の出場で19ゴールと結果を残し、2025年1月にヴォイヴォディナへ完全移籍している。そのヴォイヴォディナでも、公式戦17試合の出場で5ゴール5アシストと結果を残した。

 現地メディア『zurnal』が7月9日に伝えたところによると、ロマニッチはJリーグ移籍に向かっているとのこと。記事では「クラブ名はまだ秘密にされているが、この選手が日の出ずる国に向かう可能性は刻一刻と高まっている」と綴られているが、移籍金は180万ユーロ(約3億1,000万円)にのぼるという。

 また、ヴォイヴォディナはロマニッチ獲得の際、移籍金60万ユーロ(約1億1,000万円)を支払ったとのこと。わずか半年で3倍で同選手を売却する可能性があるとみられる。

 なお、ロマニッチの移籍先候補を巡っては、ミロサヴリェヴィッチの経歴を踏まえた上で鹿島の名前が挙がっている。しかし、ミロサヴリェヴィッチの獲得を手掛けた吉岡宗重フットボールダイレクターは2024年10月に退任。ランコ・ポポヴィッチ監督とともにクラブを去っている。