伊東純也 写真:Getty Images

 スタッド・ランスはリーグアンから2部への降格が正式決定したことにより、複数選手を放出する見込み。日本代表FW中村敬斗の残留が報じられる一方、MF伊東純也にはセリエA所属の複数クラブが関心を寄せているという。

 フランス『フットメルカート』は7月15日、独自に入手した情報として「伊東がセリエAでますます注目を集めている」とリポート。これによると、DF冨安健洋の古巣であるボローニャが同選手の獲得にむけて、6月にランスと接触。スイス代表FWダン・ンドイがナポリ移籍に近づいており、右サイドの強化が急務だという。

 伊東にはボローニャにくわえて、フィオレンティーナやジェノアも歓心を寄せているとのこと。「伊東はイタリアで高く評価されており、リーグアンでの安定したプレーとヨーロッパでの経験が高く評価されている」というが、現時点でクラブ間交渉は進んでおらず、ランスはまだ正式なオファーを受けていないという。

 伊東の去就を巡っては、日本サッカーの情報に精通しているジャーナリストのダニーロ氏が6月に「Jリーグ復帰の可能性がある。町田ゼルビアが関心を示しているとの噂もある」とリポート。プレミアリーグ所属クラブからの関心も伝えていた。

 また、FIFAクラブワールドカップ開幕前にブラジル1部ボタフォゴFRやオリンピック・リヨンからの関心が取りざたされていたが、7月以降は音沙汰なし。フランス『L’union』は7月4日に「伊東の去就は不透明。契約期間が残り1年であるため、移籍の可能性もある」と伝えている。