
昨2024/25シーズンも優勝に届かなかったプレミアリーグのアーセナルが、攻撃陣の刷新を視野に入れた戦力強化を本格化させている。
そんな中でアーセナルは、同リーグのブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンに所属する日本代表のMF三笘薫の獲得を検討しているとUKメディア『GiveMeSport』が報じている。同報道によると、三笘の代理人はブライトンに対し、プレミアリーグおよびチーム内での地位を反映した新契約と昇給を求めているという。しかし、クラブ側は契約延長を急いでおらず、この状況が他クラブによる獲得の余地を生んでいるという。
アーセナルは今2025年夏、攻撃陣の補強を進めており、同リーグのチェルシー所属FWノニ・マドゥエケとの5,200万ポンド(約102億8,123万円)規模の移籍交渉を進行中と噂されている。さらに、ラ・リーガのレアル・マドリードに所属するFWロドリゴ、そして三笘も選択肢のひとつとしてリストアップされている模様だ。
三笘は2024/25シーズンにおいてリーグ戦36試合に出場し、10ゴール4アシストを記録。1試合平均1.4回のドリブル成功(成功率41%)に加え、8回のビッグチャンスを創出した。サッカーの著名ジャーナリストのベン・ボクサック氏は、三笘を「イングランドで最も優れた1対1のウイングの一人」と高く評価しているとも同報道では伝えている。
他にも三笘にはチェルシー、ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンが関心を寄せており、サウジアラビア・プロリーグの興味も報じられている。ただし、三笘自身はブライトン退団を強く望んでいるわけではなく、残留する可能性も依然高いとも伝えられており、情報が錯綜している状況だ。
アーセナルでは昨シーズン、FWブカヨ・サカやFWカイ・ハフェルツの負傷がタイトル争いに影響した。さらにクラブに所属するベルギー代表MFレアンドロ・トロサールがトルコ1部フェネルバフチェと3年契約で合意に達したと同報道で伝えられており、クラブはウイングの補強に余念がないのかもしれない。