畑大雅 写真:Getty Images

 DF畑大雅は先日、湘南ベルマーレからベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)へ完全移籍。海外挑戦をするにあたり、STVV移籍以外の選択肢があったことを明かしている。

 現在23歳の畑は、市立船橋高校時代に第98回全国高等学校サッカー選手権大会に出場、2019年にFIFA U17ワールドカップ参戦と10代から頭角を現し、2020年に湘南へ加入。プロ1年目からJ1リーグで15試合に出場すると、2年目以降もプレータイムを確保。在籍5年半でリーグ戦通算128試合出場と実績を積み重ねた上で、2025年7月に欧州へ渡っている。

 ベルギー紙『HBVL』が7月12日に伝えたところによると、同選手は「今シーズンは5ゴール5アシストを目標にしたい」とコメント。新天地での活躍を誓っているが、「実はSTVVの他にドイツ、アメリカ、ポーランドからもオファーが届いていた」と、他クラブ移籍の可能性があったという。

 STVVは12日実施のトレーニングマッチでフォルトゥナ・シッタートに1-2で敗れているが、この一戦ではV・ファーレン長崎から加入したMF松澤海斗とともに畑が新天地デビュー。日本代表DF谷口彰悟がキャプテンマークを巻いてプレーしている。

 MF鎌田大地(クリスタル・パレス)、MF遠藤航(リバプール)、DF冨安健洋(無所属)、GK鈴木彩艶(パルマ)など、日本代表選手を多く輩出しているSTVV。年代別代表招集歴のある畑としては、ベルギー1部の舞台で結果を残し、欧州でさらなるステップアップを果たしたいところだ。