14日放送の『サン!シャイン』(フジテレビ系)では、冠水した道路に車で進入してしまった場合の、走行の“正解”について解説。スタジオからも驚きの声があがった。

【動画】冠水した道路を走行する“正解”

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■突然の豪雨にも注意

きょう14日からあす15日にかけて、台風5号が接近。関東や東北の太平洋側を中心に警戒が呼びかけられている。台風以外にも、寒冷渦や熱帯低気圧の影響で、四国や近畿、東海でも大雨になる可能性があり、注意が必要となっている。

また、今月10日には東京や神奈川など1都6県で数年に1度しか発生しないような大雨を観測し、「記録的短時間大雨情報」が発表。目黒川では一時氾濫危険水位となり、目黒区内では豪雨の影響で床上浸水や床下浸水の被害もあった。

■水深60センチで実験

突然の豪雨で心配なのが、アンダーパスなどの道路の冠水。そこで番組では、冠水時の乗用車での走行実験について紹介した。

実験は深さ60センチに冠水した道路を想定し、ハイブリッド車とガソリン車で検証。まず、時速10キロでゆっくり進入した場合には、どちらも走り切ることができた。

しかしハイブリッド車が時速40キロで進入すると、走り切ることはできたものの、その後エンジンが停止。故障を知らせるメッセージが表示された。

一方、ガソリン車は時速40キロで進入後、すぐにエンジンが停止。車体が浮き、走行不能の状態に。10分ほどで、外の水面と同じ高さまで車内が浸水した。

冠水した道路に進入した場合には、ゆっくりと走行することが重要となりそうだ。

■「意外でした」驚き

この結果に、気象予報士の天達武史氏は「意外でした。前に車がいると、それについていけば大丈夫かなと思うんですけど、そうでもない」と驚き、フリーアナウンサー・武内陶子も「バックできないもん、後ろにいたら…」と話す。

MCの谷原章介は「(冠水しやすい)場所を覚えておくしかないね。僕…1回、渋谷で冠水するところあるじゃないですか。冠水のなか突っ込んだことがあるんで。ギリギリ大丈夫でした。アクセル踏みっぱなしにしたら」と打ち明けた。

天達氏は「谷原さんが言うように、(冠水する箇所は)だいたい決まってますよね。だから『1時間に50ミリ降る』って予想が出たら、車を運転しない。近づかないように皆さんお気を付けください」と呼びかけていた。