RB大宮アルディージャ 写真:Getty Images 

2025明治安田J2リーグで7月14日現在5位のRB大宮アルディージャ。一時はリーグ2位にもつけていたが、4月上旬に守備の要であるMFアルトゥール・シルバが右大腿二頭筋肉離れで戦線を離脱。第18節のジュビロ磐田戦(2-2)から7戦勝ちなしのうえ、直近は2連敗とチームは下降している。

シルバ離脱後の大宮は中盤の守備強度が低下しており、ボランチの補強が急務となっている。さらに、直近4試合でわずか1得点と、FWの決定力不足も深刻だ。ここでは、様々な課題を抱える大宮が今夏獲得すべき4選手を紹介する。


仙頭啓矢 写真:Getty Images

仙頭啓矢(町田ゼルビア)

これまで名古屋グランパスや柏レイソルなどJ1強豪クラブでの経験を持つMF仙頭啓矢。現在所属している町田ゼルビアではボランチを主戦場としているが、サイドハーフやトップ下のほか、FWとしてもプレーすることが出来る。

ボランチでは、場面に応じた最適解を常に選択できるサッカーIQの高さを持っており、チームの攻撃のリズムを作りだせるほか、チャンスと見るや相手の守備網をかいくぐり前線にパスを通すことができる。昨シーズンは、これまでの経験をチームに還元し、J1初年度の町田を3位に導いた。アルトゥール・シルバの長期離脱の穴を埋めるべく、大宮が仙頭を獲得する可能性はありそうだ。


稲見哲行 写真:Getty Images

稲見哲行(東京ヴェルディ)

明治大学を卒業後、東京ヴェルディでプロキャリアをスタートさせたMF稲見哲行。4年目となる2025シーズンは、主にボランチとしてプレーしている。強靭なフィジカルを武器に、相手選手を自由にさせない守備強度を誇っているほか、インターセプト能力の高さにも優れ、ボールを奪ったと同時に稲見を起点にチームの攻撃が始まる。また、豊富な運動量も魅力で、90分を通してプレー強度が全く落ちないのが特徴だ。