古橋亨梧 写真:Getty Images

 日本代表FW古橋亨梧は先日、リーグアン所属スタッド・レンヌからバーミンガム・シティへ完全移籍。イングランド2部リーグを新たな戦いの舞台に選び、MF藤本寛也やMF磐田智輝らとチームメイトになったが、プレミアリーグ所属クラブからのオファーを拒否していたという。

 古橋の去就を巡っては、2025年5月の時点でレンヌ退団の可能性や、ブンデスリーガ方面やプレミアリーグ所属ボーンマスからの関心が取りざたされていたが、バーミンガム移籍で決着。同クラブの支払う金額は、移籍金とボーナスを合わせると、2025年1月にセルティックからレンヌへ移籍した際に発生した1200万ユーロ(約19億2,000万円)に匹敵するという。

 英紙『デイリーメール』が7月14日に伝えたところによると、古橋はプレミアリーグ複数クラブからオファーが届いていたものの、イングランド2部行きを選択。背景には、2026年のFIFAワールド北中米大会での日本代表入りを目指すにあたり、出場機会を優先した本人の考えがあるが、バーミンガムが最も獲得に熱心な姿勢を見せていたことも同選手の去就を左右したという。

 バーミンガムはMF三好康児(現VfLボーフム)の古巣。セルティックで古橋とチームメイトだったMF岩田智輝が主力選手として活躍し、チームを2024/25シーズンのイングランド3部優勝、2部昇格へ導いている。

 なお、古橋はバーミンガム移籍にあたり、同クラブの公式YouTubeチャンネルを通じて「大きい試合になればなるほど僕はより一層気合いが入るし、ゴールを決められるのはチームメイトのおかげ。ここでも同じ結果を残したいと思っている」などと新天地での意気込みを語ったほか、プレミアリーグ昇格を最大目標に掲げている。