
日本代表は7月12日に行われたE-1選手権・決勝大会の第2戦で、中国代表に2-0で勝利。中国のラフプレーを警戒する声が挙がっていたが、中国代表選手による試合前の発言が話題を呼んでいる。
中国最大のソーシャルメディア『微博(ウェイボー)』では、同国代表による日本戦前のロッカールームの様子が動画で拡散されて波紋を呼んでいるが、キャプテンのFWジャン・ユーニン(北京国安)がチームメイトに対して、こう檄を飛ばしたという。
「日本と対戦するのに特別に気持ちを高める必要なんてない。血気を持って臨め。彼らは容赦してこない。体をぶつけるときは必ず全力でいけ。激しくいくんだ。ひるむな」
中国代表選手のラフプレーにより日本代表選手が負傷することはなかったが、ジャン・ユーニンのコメントは日本戦で積極的に激しくコンタクトするよう呼び掛けていたものである。それだけに、中国側がラフプレーを企てていた可能性も考えられる。
また、中国メディア『雷速体育』によると、今大会のE-1選手権では予算不足を理由にVAR(ビデオアシスタントレフェリー)が導入されず。VARが無い状況で、一部の韓国代表・中国代表選手によるラフプレーを予想する声が挙がっていただけに、中国戦後に怪我人が出なかったことは朗報と言える。
なお、中国は7日に行われた韓国戦でも0-3と敗北。すでに優勝の可能性が消滅しているなか、15日に香港(ホンコン・チャイナ)との一戦に臨む。